« 2005年3月 | トップページ | 2005年5月 »

一期一会・・・二度と還らぬ者たちよ・・・

東京都港区、品川駅港南口周辺・・・

今やインターシティ・グランドコモンズ・JR品川イーストビルをはじめ、
有名企業のビルが並ぶオフィス街と変貌したこの地区・・・

その一角にこの周辺が「裏口」だったころの面影を今に残す施設がある。
名前を「東京都食肉市場」という。「食肉市場」というと都会住まいで
肉の流通を間近に感じていない方々にとってはどこからか肉の塊が運ば
れてきて小売店に売られていくような印象を受けるが、実際にはここに
は牛や豚が生きた状態で運ばれてくる。(肉の状態で運ばれてくるものが
あるかは知らないが)下世話な言い方をすると「屠殺場」だ。

ここには毎日のように牛・豚が運び込まれ、処理されていく訳だが、
トラックに載せられていく彼らは自分の運命を知ってか知らずか、丸い目
を見開いて外を窺っている・・・もう生きた彼らに会うことはない・・・

暫く前から、日本は「飽食の時代」といわれて久しい。今では排出する
ゴミの4割を食べ残しが占めるという統計も聞いたことがある。
普段はそのことを何も思わずにいる方が多いと思うが、たまには人間が
他の動物の命を奪わずには生きていけないことを思いおこし、食べ物を
大事にする心をもつこと、それがこの世を去り行く彼らへの鎮魂歌と
なるのではないだろうか・・・

まさか、東京都がそんな理由で駅前に屠殺場を残している訳ではない
だろうが、こういうところに子供を連れて行くのも社会勉強としては
いいかもしれない。ただ、泣き出してしまうかもしれないけど・・・


(注:一般の人間が入館できるのは「肉の情報館」のみで市場内には
入場できません。私は沿道を走るトラックの牛豚の様子を見てこれを
書いています)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「金」の集まるところ・・・

周辺の町との合併に伴い兵庫県津名町で1億円の金塊について町議会が
「処分金を町内会の運営費に充てる」要望を町長に行ったという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050315-00000078-kyodo-soci
(ちょっとネタが古いので申し訳ないです)

この金塊は1989年竹下登内閣が「ふるさと創生資金」として交付した
1億円(全市町村に配られている)が姿を変えているものである。
「集客目的を果たして経済効果はあった」とのことで、多少は意味が
あったようだ。ただ、何度か盗まれそうになったという話もあった
そうで、盗まれていたら大間抜けになっていたところだ。
尤も「上には上が」で「黄金の鰹」を製作して本当に盗まれた自治体
があったから、その二の舞にならなかっただけマシとみるべきか。

1989年当時、私は参政権を持っていなかったが、このころからこの
「ふるさと創生資金」は都市部の住民としては全く賛成できないもの
であった。「1億円をタダであげる」という発想、人口も面積も産業
規模も無視した「自治体単位」の配布方法などはどうしても「自民党
の票集め」以上のものを感じられなかったのである。
どうせ町おこしするなら「貸与方式にして数年後から一定期間内で
順次元本を国に返却」(それでも事業が成功すれば1億円に対する
利息+事業の利益は自治体の手元に残る計算になる)などもう少し
自治体を必死にさせる案があったはずだと思うのだが・・・

ま、「ふるさと創生資金」は過ぎたことがだ、津名町の「他のところ
にとられる前に自分達にばらまいてくれ」といっているようにしか
見えない今回の申し入れの発想には再度呆れる。
1億円の資産がそのまま残っているのであれば、それを新市全体に
使うにせよ当該地域のために使うにせよ、再度活用して町おこしに
使うことが可能にもかかわらず、単純に町内会にばらまくのでは消費
されるだけだ。
この根本は「金を他にとられるならウチで使う」という姿勢にあると
考える。かつては「予算を消費しないと次の予算が減額される」と
いう観念があってそれによる「無駄遣い」が現在の財政危機のの遠因
になっている訳だが、財政危機に喘ぐ現在の日本においても色濃く
残っているのかと思うと情けない。

やはり「税の集まるところ、必ず利権が絡む」ということになって
しまうのだろうか・・・

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2005年3月 | トップページ | 2005年5月 »