闇に葬られる誤り
組織というものに加わってある程度たってくると一言二言きいただけで会社の体質が見えてくるもの・・・今回はそんな中でのお話。
先日IT関連のある勉強をした際に聞いたたとえ話であるが、実話をもとに構成された話と推定されるので紹介しよう。
まだまだ古い体質が残るとある企業でのこと。ある日役員のメールの中身が見えなくなり、秘書から復旧してほしい旨の連絡があったという。
IT部門が原因を調査しようとログを確認するとご自分で消した跡があったそうで、その旨指摘したそうだが、話を上司にあげているうちに決まったのが「無かったことにしてこっそりバックアップから復旧し、当該役員にもシステムの不具合と報告する」という答えだったそうだ。しかもそんな企業はまだまだ「ありがち」のようだという。
私は中身もさることながら「ありがち」という言葉に興味を示し、とある実在の企業を想像した。そういう古い体質を持っている会社が日本の頂点を含めて存在することは身をもって知っていたからだ。
正直言って本人がメールを誤って消したことくらい大したことではない。「だからもみ消してもかまわない」という考える方もいるのかも知れないが、むしろそんなことすら誤りを認めず無かったことにすることで、却って「より大きな問題を無かったことにしているのでは」と疑いを持たせることの方が組織にとってのデメリットが大きいのではないだろうか?
幸い私は小さなIT専業の会社に在籍しているものの、「誤操作をなかったことにする」という対応は今まで聞いたことがなかったが、こういう企業が改善されるのにあと10年以上はかかってしまうのだろうか・・・?いっそのこと「役員ミス指摘奨励制度」とかつくって指摘ミスの程度に応じて数百円-数十万円の奨励金を与えるくらいの会社があってもいいような・・・
| 固定リンク


コメント